プロフェッショナルでない行動をしている人や、役割や期待に沿っていない人、他者に不適切な振る舞いをしている人を見かけることがあるかもしれません。また、コレルでは、他者を尊重することを大切にしていますが、あなたを尊重していない人がいると感じることがあるかもしれません。仕事に対しての建設的なフィードバックを受けようとしたのに、相手は無関心で表面的なフィードバックしかくれないこともあるでしょう。 このようなとき、あなたは相手に対してある種のネガティブ・フィードバックをする必要があるかもしれません。しかしコレルでは、フィードバックをしあうことはオープンなコミュニケーションを取り合うための架け橋となり、より強い関係性を築くために必要だと考えています。

フィードバックをすることに躊躇いもあるかもしれませんが、葛藤するということは、特にイノベーションを起こそうとしているときには、至って普通のことです。 完璧なフィードバックをする必要も、完璧なタイミングを待つ必要もありません。必要だと思ったらすぐにフィードバックをしましょう。機を逸してしまったときは、別途その人と振り返りの機会を持ちましょう。

フィードバックをする

フィードバックをする際には、一定の信頼関係が基礎にあるということを理解しておくことが重要です。その人と関わる機会があれば、毎回少しずつ相手のことを知っていきましょう。その人について気づいたことを日常的に共有するのも良いでしょう。

フィードバックをする前に相手がどのような状況なのか想像するのもとても大切なことです。どうして相手がそのような振る舞いをしているのか考えておきましょう。そのうえで、以下のことをふまえてフィードバックをすることをおすすめします。

  1. 何が原因で、なぜこのフィードバックを共有したいと思ったのか
  2. フィードバックを受けた後、相手は具体的にどうすればよいか
  3. 自分の知らない相手の事情としてどんなものが考えられるか

ここまで慎重に考えたら、以下に気をつけてフィードバックしてみましょう。

  1. 過去の行動について非難するのはやめましょう。これからどのように改善できるかを考えられるフィードバックをしましょう。
  2. 回りくどい表現はやめて、簡潔で明確に伝えましょう。
  3. 起きたことを一般化して伝えるのは避けましょう。フィードバックを伝えるに至った特定の状況と詳細を伝えます。
  4. 一方通行ではなく、会話形式にしましょう。そうすることで、相手がフィードバックを理解し、そこから学ぼうとしていることがあなたにもわかります。

フィードバックを受ける